ちょっとそこまで

麦チヨ子のなんでもない日常

満足できない≠不満

 今回は、わたしのお仕事についてお話しさせていただきます。一度退職を決め、退職願バーン!までした今の職場を結局続けることで話が落ち着いたのですが、そもそもなんで辞めようと思ったのか、というところを。

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 わたしは今、販売のお仕事をしています。このお仕事に就いてまだ1年半ほど。その前は住宅メーカーの事務を部署を転々としながらも約5年、その前は雑貨屋さんで2年、そのさらに前は小さな町工場で事務員として働いていました。

 高校を出て最初に就職した町工場は同じことの繰り返しの毎日に嫌気がさして辞め、その次の雑貨屋さんは天職だと思っていたのですが、アルバイトでの雇用だったので、収入面で将来的に不安があり転職。その次の住宅メーカーでのことは下の記事でチラッと書いているのでここでは割愛します。

仕事を辞める決断 - ちょっとそこまで

 そして、今のお仕事を辞めたいと考えた一番の理由は、〝やりがいを感じられなかった〟ことです。憧れて入った、アパレルの世界。お洋服が好きで、接客経験もあって、それなりに上っ面もいい。また、前職は、自分の毎日の業務が数値化できない部分も多くあり、会社の評価制度に仕事内容が上手くハマらず、メインで行っている業務が評価対象ならないことに不満もありました。それに比べ、販売は〝売上〟という目に見えて結果が数値として挙がるので、モチベーションに繋げられて、わたしにとって都合が良いと思っていました。そんなメリットもあり、わたしは今の仕事を十分やっていけると、そう思っていました。

 そんな職場で、最初にわたしが躓いてしまったのは、〝お客様がいない(接客をしていない)時間〟でした。毎日せかせかと積み重なったタスクを優先順位をつけながらひとつひとつ捌いて1日を過ごす働き方をしていたわたしにとって、何もしていない時間が無駄に思えて仕方ありませんでした。

 そして、例えば1時間かけて1人のお客様の接客についても、その方がお買い上げに至らなかった場合のその1時間。これもわたしにとっては無駄に感じられました。数値化できないからです。結果が伴っていないからです。結果さえ残せれば、商品さえ売ることができれば、実績が残りますが、そこを100%自分の力でコントロールができないことにモヤモヤしていました。お客様が来店されてから購入していただくまで、こちらの接客力も影響しますが、100%ということはありません。どんな販売のプロだとしても絶対買ってもらえるというわけではない。

 5年間勤めた前職で、無意識のうちに、〝実績が全て〟という頭になってしまっていたようで、8時間の労働時間みっちり業務を行う働き方に慣れてしまい、今の働き方に満足することができませんでした。

 今の仕事をなんで辞めようと思ったのか。それは、仕事にやりがいを感じられず働き方に満足ができなかったから。

 さらに厄介だったのが、社会に出てから販売一本で働いてきている店長と副店長には、わたしのこのモヤモヤが伝わらず、どう言葉を選んだり例え話を用いても「???」という反応で、辞めたいの一点張りのわたしをあの手この手で引き留めようとしてくれても、全く見当違いで話にならず、そこもまた一苦労でした。その話はまた次回。